今日からその辺でよく見かけるボールペンの比較、テストを始めることにする。
まず、購入してきたのは以下のボールペン。
左から、
1.サラサクリップ(ゼブラ) 95円
2.ビクーニャX(ぺんてる) 95円
3.パワータンク(三菱) 195円
4.ジェットストリーム(三菱) 135円
5.ジュース(パイロット) 95円
6.フリクションボール(パイロット) 135円
の、合計6種類
ボール径は、6のフリクション以外全て0.7
0.7を中心に集めた理由は、せっかくだから同じボール径で書き試ししてみたかったのと、
後、個人的にボール径が小さい(線が細い)ボールペンは、字が汚く見えるから嫌い、という理由から。
しかしこうやってパッケージされた状態のボールペンを眺めると、また何かいつも何気なく使っているボールペンとは違ったものが見えてくる。
例えばパッケージに書かれてある、それぞれのボールペンのアピールポイントだけを見ても結構な違いがあるのが分かる。
1.サラサクリップ(ゼブラ)
●さらさら、くっきり
●ジェルの定番
2.ビクーニャX(ぺんてる) 95円
●あざやか、かろやか、気持ちイイ
●ビクーニャ エックスは書き始めの「かろやかさ」と筆跡の「あざやかさが気持ちいい、なめらか油性ボールペンです。
●二つの気持ちよさを可能にするビクーニャインキは、厳選素材をブレンドしたぺんてる独自の技術によって実現しています。
3.パワータンク(三菱) 195円
●速書きに強い
●上向き筆記も大丈夫
●濡れた髪でも大丈夫
4.ジェットストリーム(三菱) 135円
●クセになる、なめらかな書き味
●筆記荷重、速度に関わらず、低い筆記抵抗でなめらかに書けます。
●濃く、はっきりとした描線を書くことができます。
●描線の乾燥性に優れています。
●インクの逆流を防止するツインボール機構を採用しています。
●インク直流を防止するスプリングチップを採用しています。
5.ジュース(パイロット) 95円
●濃くてなめらか
●にじみにくい
●しっかりはさめるリフトクリップ
●ノック式
6.フリクションボール(パイロット) 135円
●こすると消える!
●何度でも書き消し可能
●スピーディなノック式
この中ではやはりジェットストリームが群を抜いてアピールポイントが多いのが分かる。
やはりメーカーのその商品への力の入れようはパッケージに現れるもの。
それに比べてサラサクリップは「やる気あるのか」という感じだが、だがまだパッケージでの印象でしか語ってないからね。
個人的にパッケージの文章で気になったのはビクーニャX。
「あざやか、軽やか、気持ちいい」っていう表現は何かそそるものがある。
是非看板に偽りあるか無いか、試してみたいね。
あと、パワータンクは今回のメンバーでは値段が一番高い195円。
その金額の理由が何なのか。「濡れた紙でも大丈夫」これが果たしてどういう事なのか。
そもそも濡れた紙にボールペンで何か書く事なんてあるのか?という突っ込みも早く入れたくてウズウズする。
少なくとも値段に見合った性能は是非見せて欲しいものだ。
そして今回は以下の5項目(満点5)でテストする事にする。
1.書きやすさ
2.気持ち良さ
3.疲れにくさ
4.字の綺麗さ
5.総合的な満足感
1については説明する必要も無く、そのまんまの書きやすさを採点する。
2については、書く事が楽しいと思えるかどうかを、少なくとも普通の人よりは多くの文章を人生で書いてきて、かつ小説コンクールにも応募した事がある自分の独断で採点する事にする。
3についてはこれもその字の通り。せっかくいいペンでもすぐ疲れては意味が無い。
4についてはこれが今回のテストの肝。いくら書きやすくても疲れにくくても、仕上がりの文章が綺麗に見えないボールペンはダメだと思う。因みに自分はそういうボールペンを沢山知っている。
そしてそういうボールペンは評価しない。
5は総合的な満足感。そのボールペンのオーナーとして満足できるかどうかを採点したい。
そして、今回4の「字の綺麗さ」項での書き比べに使用するノートはこちら。
ヴェローナ・アンティークの切り取り式ノートブック。
知っている人は知っている、結構売ってる店が限られる品。100均の安いノートなどではない、それだけ分かって貰えればそれで十分。今回の自分のテストの本気度を少しでも分かってもらえたらと思う。
因みにこのノートにCROSSタウンゼントで試し書きしたのが↓
太宰治の「葉」より抜粋した名文。
まあ、大して綺麗な字じゃない・・というよりむしろ汚い部類だが、そこはご容赦を。
この手書きの文がデフォルトと思って頂きたい。
これがボールペンによってどう見た目が変わっていくか。
そういう所も楽しみにして是非ご覧頂けたらと思う。
ではまた明日お会いしましょう。