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今回のレビューのトリ、フリクションボールである。

FRIXION BALL KNOCK

ちなみに私は本を買う時、表紙で選ぶことが多い。

どっちも読みたい。でも1冊しか買えないとなった時は、大抵表紙でグッときた方を選ぶ。

もし最初からボールペンの性能を抜きにして、文房具屋で1本選べと言われたら、多分これをチョイスするだろう。

それくらいデザイン、質感で他のボールペンより抜きん出ている。

他のボールペン同様、ノック式だが、ノックはケツを押すのではなく、クリップの所をスライドさせてペン先を出す。こういう何気ないデザインも実にオシャレ。

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これで150円だっていうんだから凄いね。この質感で。

正直、書いた文字を消せるとか、そんなのはどうでもいい。興味無い。

あるのはペン自体の醸し出す魅力と、そして書き味。それだけ。

 

手にした感想は「思ったより重い」

だが、軽いボールペンばかりレビューしてるせいか、逆にこのくらい重みがあった方が、所持している満足感があるし、大体このくらいの方が書きやすいと個人的に思う。

 

では、パッケージの特徴のおさらい。

●こすると消える!
●何度でも書き消し可能
●スピーディなノック式

 

成る程ね。

どうりでこのフリクションには書き味に期待出来ない感が最初からプンプンしてた。

このパッケージの売りの中で、書き味なんて一言も触れてないものね。

アピールポイントは書いた文字が消える、それとノックがスピーディ。以上。

しかも消えるボールペンだから、公文書には使えない。

何だかマイナスだらけな気がするんだが・・・

 

ただし、こちらもパイロット製で、ゲルインキ使用。

このゲルインキの耐水性、強さは、先の「ジュース」で証明済み。

 

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書き味

では書いてみる。

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思った通り、スラスラ、サラサラ、気持ち良く書ける・・・という事はない。

思った以上に紙の上での抵抗が強い。

そう言えば、このボールペンの名前、「フリクション」とは、英語で「摩擦」という意味。

確かに紙の上での「摩擦」を感じる。

おまけに色もややグレーがかった黒。鮮やかな黒とは程遠い。

だが、正直ここまでボールペンをレビューして、文字が一番しっかり書けると思ったのは、皮肉にもこのフリクション。

例えるなら、「H」の鉛筆。

固い感じだが、掠れは無い。正直、線が途切れ途切れになるのを一番心配していたが、それも無かった。

耐水性

次に耐水テスト。

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この通り。

滲みはゼロ。正直、「だから何だ」と言われそうだが、先日のジェットストリームの滲みが思いの他ショックだったもんで、こういうテスト結果を見ると、何だか安心してしまう。

水に濡れた紙に書く事や、雨の日に外でペンを走らせるなんて事は多分無いと思う。

だが、書いた紙が水に濡れてしまう事ならありそうだ。

そんな時、インクが滲むか滲まないかは、そんなに小さな事でも無いように思う。

 

取りあえずこれで一通りデータが集まったので、明日から集計してみたいと思う。

 

4/29追記
非常に残念な事実が判明。
この、フリクションボール、重さ、デザイン、書いた後の文字の色等、なかなか気に入っていて結構使っていたのだが、今日、過去に書いたノートの情報を見直そうとした所、一部の文字が消えてしまっていた。
勿論消しゴムなどで消した覚えは一切ない。

幸いにも消えた文字は一部だけで、しかもその残像がうっすらと残っていたため、すぐにJuiceで上書きして事なきを得たが、
はっきり言って、これじゃあちょっと怖くて使えないね。
情報を残すために使うボールペンで書いた文字が勝手に消えるなんてあり得ない。
非常に残念だけど、このフリクションボールは大事な文章を書くときには使えない代物だとはっきりした。
皆さんもくれぐれもご注意を。