名古屋にイチビキという、うなぎの名店がある。

 

熱田蓬莱軒、いば昇らと並んで、雑誌やネットの評価も軒並み高い、名古屋を代表するうなぎ屋の一つだ。

 

名古屋が大好きで、一年に一回は必ず名古屋に行く「自称名古屋通」の俺も、当然この店に行った事がある。大分昔の事だが。

 

正直言って、味は全く覚えていない。

 

だが、この店での出来事で、たった一つ今でも忘れずに覚えている事がある。

 

 

 

それは、店のお姉さんが「山椒は要りますか?」と自分から聞いておいて、「ください」と言ったのに結局山椒を持って来なかった事。

 

 

 

別に「あのお姉さんコンチクショウ!」とか「イチビキ二度と行くか」とか、恨み辛みでこんな事言ってるわけじゃない。

ただ、その出来事のせいで俺の中でのイチビキでのうなぎの味の思い出が一切消えてしまったという事。これはとても残念な事だ。

 

そう言えば昔、ある起業家がこんな事を言っていた。

 

「人間、その日味わった一つのネガティブな経験を消すには、5つのポジティブな経験が必要だ」と。

 

 

そう、ネガティブの影響力はポジティブの5倍強い。

 

ポジティブを5つ集めて、ようやく1つのネガティブな感情が相殺される。

 

楽しいはずの旅行で、たった一つのネガティブな出来事のせいで、その日一日全てが台無しになった、なんて事も人生ではよくある事。

 

そしてもし本当にそうなら、毎日ポジティブに生きなくてはいけない理由も何となく分かる気がする。

 

ネガティブな考えを一つするだけで、その日の行動が全てネガティブに支配されていく。

それだけネガティブはポジティブの何倍も強いのだから。

 

ダメですな。俺もまだまだ修行が足りない。

 

別に山椒ごとき持ってこなくたってうなぎは美味しく…

 

 

いや、うなぎには山椒無いとダメだな。

やっぱり。

 

あなたもどうか大事な感情をネガティブに支配されぬよう、お気を付けを。

奴はこちらの思っている以上に、ずっと強い。

 

 

 

 

追伸

最近見かけた街の看板で、やたらネガティブを排除したポジティブオンリーの看板を発見したのでUPしてみる。

IMG_0320

くいしんぼステーキ

ライスお替わり自由

最強のコストパフォーマンス

あげくは、「迷ったら”これ”」

 

どうよこのポジティブな言葉で埋め尽くされた看板。

 

ええ、勿論入りましたとも。

 

写真もそうだけど、言葉、それもポジティブな言葉っていうのはお店の広告看板においても本当に大事な事だと思う。

 

お店の経営状態を左右しかねない、最重要項目なんじゃないかな。

 

決して小さい事と考えてはいけないと思うよ。

 

「うちは味がいいからサービスや広告が多少悪くても大丈夫」

 

それ、絶対違うと思うよ。