最近はケーキ屋はおろか、普通のコンビニの菓子コーナーなんかでも普通に見かける、「フィナンシェ」

 

ちょっと調べてみた所、フランス語で「金持ち」という意味の焼き菓子らしい。

 

そう聞くとますますもって鼻もちならん菓子だね!

 

実は俺は数年前までこの、フィナンシェという菓子の存在すら知らず、単なるマドレーヌ的な菓子なんだろうと、そんな認識でいた。そう、ある店のフィナンシェに出逢うまでは。

 

その店というのが、エシレ・メゾンデュブール

20160305_142318370

場所は東京駅から徒歩10分。丸の内ブリックスクエアという、いかにもセレブな場所にその店はある。

丸の内周辺を散歩してたら偶然その店を見つけ、入ってみたってわけ。

DSC01363

で、まあ、皆さん勿論知ってるだろうけど、フィナンシェってのがこういう奴。

これ1個で300円(税抜き)もする。

 

こんな一口で無くなりそうな焼き菓子が!

 

で、食べてみたんだけど、、

 

あのね、最初にも書いたけど、俺は菓子とか全然詳しくないし、フィナンシェがそもそもどんな材料を使って作られたものなのかも知らない。

だが、このフィナンシェを初めて食った時は、正直衝撃を受けた。

ズドーン!と来るこのバターの香りとコク。

 

「何これ!」

 

食べた時の第一声がこれ。

一応言っておくけど、いくら俺が菓子に詳しくないって言ったって、俺だってそれなりに高級な菓子とかも今まで食ってきてるし、別にそんな高級な味を知らないわけでもない。

ただ、このフィナンシェは別格。

フィナンシェを1個300円以上で売ってるケーキ屋やパン屋なら多分珍しくないんだろう。ケーキが1個500円とか普通にするこのご時世だから。

俺が子供の頃なんてケーキは1個150円とか…まあそんな話はいいとして。

でも、大体どの店でフィナンシェを買って食っても、多分想像通りの味だろうね。それはもう、今までの経験で分かる。

 

 

ザクッ、ドーン!

 

 

これがここのフィナンシェを食べた感想。

もう、あまりにも美味くて食い終わってからまた買いに行ったからね。

フィナンシェの隣にマドレーヌも同じく300円(税込)で売ってある。

「よし、じゃあコイツも買って食べ比べしてみよう」

20160305_140106167

で、それがこれ。フィナンシェより若干でかい。

で、食べ比べてみると一つだけはっきり言える事がある。

 

それは、このマドレーヌも美味いけど、フィナンシェの方が更に美味いという事。

 

フィナンシェとマドレーヌ、よくよく調べてみたら、そもそも材料が違うらしい。

フィナンシェは卵白に焦がしバター、マドレーヌは全卵に普通のバターらを使う。

だからかな。フィナンシェとマドレーヌではインパクトが違う。

マドレーヌを食べた後にフィナンシェを食べるとその違いがよく分かる。

というわけで、食べるならマドレーヌとフィナンシェ両方買って比べてみるのがお勧め。

くれぐれもマドレーヌを先に食べるように。

 

因みにこのエシレ・メゾンデュブール、関東ではこの東京丸の内一店舗だけらしく、相当貴重な店らしい。

しかしフランス系のこういう店って、名前が覚え辛いよね。

何とか・ドゥ・何とか みたいな。

まあ別にフランス語をそのまま使ってるんだろうから、店主にしてみたら気取ってるわけでもなんでもないんだとは思うが、でもあまりにそういう系統の店が多すぎて、正直逆にインパクト弱いよね。

おばあちゃんのぽたぽた焼き、みたいな一発で覚えるインパクトがさ。

だからいつもこの店の事を誰かに喋りたくても、「あれ、何て名前だっけな…あの、フランスの、フィナンシェのやつ。東京にある」

とか言うと向こうも「ふーん」てな感じになって何だかせっかくいい店教えようとしてんのに向こうが先に興味無くして逆にこっちが気分悪い、みたいな感じになる。

こういうネーミングってもうちょっと考えた方がいいんじゃないの?

フランスで修行してきたからって横文字付けりゃいいってもんじゃないと思うぞ。

 

思いっきり余計なお世話だが!

 

最後にエシレ・メゾンデュブールの情報を。

http://www.kataoka.com/echire-shop-about.html

〒100-6901 東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア1F
営業時間 10:00~20:00(無休)
TEL&FAX 03-6269-9840