色々あって、今月で今の職場を離れる事になった。
特に世話になった先輩が数人いるので、何か贈り物をしようと考えている。
できれば少し洒落た気の利いたものがいいが、さて、何がいいだろう。
予算は一人頭3000円位。
うーん、いざとなるとなかなか思いつかないもんだね。
よし、こういう時こそ検索だ。
ええと、キーワードは「プレゼント」「3000円」「男性」よし、こんなもんか。
うん、どれどれ・・・?
靴下だ?
ハンカチだ?
ボールペンだ?
はあ(呆れ)
もうね、この際はっきり言わせて貰うけど、この手の検索ワードで上位で上がってくるサイトで、参考になった試しが無い。
全くもってプレゼントを貰う男性の気持ちがまるで分かっていないと見える。こういう記事を書いてるのは女性なのか? 少なくともプレゼントを貰う男の習性を何一つ理解できていない。
なるほど、靴下やハンカチは幾つあっても困らない。そうだろうね。
だが、同じ男性として言うけど、男性にプレゼントを贈るならせめてこれだけは覚えておいて欲しい。
男にとって「幾つあっても困らない」は、「一つあれば十分」と同義である。
そもそもなぜせっかくわざわざ高い金出して買って贈るプレゼントが、その人が既に持っている物の中の一つとしてカウントされないといけないのか。それでは贈る意味がそもそも無いだろう。
それはボールペンにしても同様だ。
ボールペンってのは少なからず社会人なら必ず持っている物だし、しかも高いボールペンほど癖があり、一概にパーカーやシェーファーだから気に入って貰えるといった単純なものではない。
普段よく使う物ほど人の好みが出やすい。そういうものを安易にプレゼントにチョイスするというのはどうかと思うね。
ではどんなプレゼントがいいか。
俺が考える最低条件は以下の4つ。
1.普段自分では絶対買わないもの
2.でも心のどこかで、ちょっと気になる、ちょっと使ってみたいという気持ちはあるもの
3.男心をくすぐるもの
4.これを見れば、例え自分が居なくなっても、たまに自分の事を思い出してくれるもの
以上だ。
この4つをクリアしないものなど、そもそもプレゼントするべきではない。ましてや女ならともかく、男相手に。
ではどんな物をプレゼントすればいいのか。
以下に例を挙げる。
心して見て欲しい。これを見たらもうあなたはこれ以外のくだらないプレゼントリストまとめなど見る必要もなくなるのだから。
1.ピストル型ライター
ピストルというのはいつの時代も男性の憧れであり、男はルパン三世に憧れるのと同じように、ピストル型ライターに憧れる。
しかし自分ではまず買わない。しかし貰ったらどうか。使いたくてワクワクするんじゃないのか?そういうもんでしょう。
2.USBライター
言うまでもないことだが、ライターは煙草を吸わない人に贈っても全く喜ばれない。
逆に言えば煙草を吸う人にとってライターは財布や携帯と並んで最重要アイテムの一つ。
所で最近の喫煙者は、一時はジッポーライター派だったが、現在は100円ライター派に落ち着いているというタイプが多い。自分もその一人だ。
ジッポーの長所は強風でも火が消えない事と、100円ライターを使っている人間を若干見下ろせるあの優越感である事は大方異論のない所。
しかし欠点はオイルとフリントの補給。本当にあれが面倒臭い。
そこでこのUSB充電式ライター。
こんなライターをわざわざ自分のために買う人間はまずいない。
しかしプレゼントとしてという事なら願ってもないライター。壊れない限りオイルやフリント不要で使い続けられる。
因みに贈る時は一旦開封してフル充電してから渡すと尚良し。
3.かっちょいいマウス
かっこいいマウスを使いたい。そのためには少々高い金を払ってもいい。
男は大概こんな事を考えている。
しかしそれは自宅での話。仕事場では別だ。
仕事場にわざわざこんなマウスを持ってきてWordやExcelをやる男は滅多にいない。だからこそ、贈る価値があるんじゃないのか?
少なくとも俺はこんなマウス貰ったら小躍りして喜ぶね。
4.卓上時計
そもそも時間を知りたいだけならパソコンのモニタの右下見ろって話で終わる。
それでも卓上時計を置く。その理由は何か。
そう、ロマンだから。
繰り返すがこんな時計を自宅に置いてる男なら居るだろう。だが、会社にそんな時計をわざわざ設置するだろうか。
しない。なぜ? そう、あれば便利だが無くても全く困らないから。
でも、どこかで「仕事場のデスクにこんなのあったらな」と考えている。
しかも電波時計。湿度計、熱中症、インフルエンザ注意報昨機能付き。
思いきってこの際プレゼントしたらどうか。きっと喜ぶに決まってる。
5.巨大まりも
仕事場のデスクの上に、ガラスケースに入った巨大まりも。
それだけでもう、仕事場ではみんなの話題を浚うこと間違いなし。
「わぁ、そのまりも、かわいいですね」
「そう? いやぁ、男からの貰いもんでね。正直、ちょっと迷惑してるんだよ。ははは」
そんな他愛もない話を女子社員とできるのは誰のお陰か?
そう、その巨大まりもをプレゼントした俺のお陰ってやつじゃないんですか?
だったらその巨大まりもにも意味はあったんだろう。そういう事ですよね?
6.ライトセーバー
凡そ30台~40台の男でスターウォーズに憧れない奴は少ない。
大体みんなこのライトセーバーに憧れる。しかし繰り返すが、自分でわざわざこんなもん(こんなもん言っちゃった)買う奴はそうそう居ない。だからこそ、プレゼントする事に意義がある。
しかもこのタイプは収縮自在。つまり持ち運びもOK。
考えても見て欲しい。もしこのライトセーバーを贈ったら、相手はあなたの事を忘れるだろうか。
ズバリ、忘れるわけがない!
ぶっちゃけ、使うか使わないかなんてどうでもいい。ただ持ってるだけでいい。
それでもあなたはハンカチの方がいいと? それ、本気で言ってる?
7.折り畳み傘
靴や時計に金をかけても、傘にまで金をかけている男性は意外と少ない。
特に壊れやすい折り畳み傘なら尚更だ。
大体は1000円くらいの安い奴を買って、毎年台風シーズンに壊すという学習しない生き方をする、それが男という生き物。
特に男って奴はキャバクラには2万も出すくせに、傘に3000円も出すのは意外と躊躇するもの。
そこでこれ。グラスファイバー製、強風対応。
こんな折り畳み傘貰って嬉しくない男がいるとでも?
ズバリ、いるわけがない。
そして相手は台風の季節になる度にあなたを思い出し、そしてあなたに感謝するだろう。
8.ブギーボード
前述したように、確かにボールペンはプレゼントしやすい。
しかも3000円前後でそれなりのものも揃ってる。
だが、ボールペンの書き味やクセは千差万別で、それぞれに人の好みもある。
じゃあ万人受けする書き味のボールペンを贈ればいい、しかしそれじゃああなたが贈った意味が果してあるのか。
それはノートにも同じことが言える。
モレスキンやロディアは色んなノートを使いこんで辿り着いた人でこそ使いやすいノート。
普段100均のノートしか使わない人がいきなり渡されて使いこなせるような単純なものではない。
それに、いきなりそんな高いノートを「はいどうぞ、使ってください」なんて渡されても貰った方は結構なプレッシャーだ。
だったらこのブギーボードの方が遥かにいい。
普段ノートをあまり取る習慣の無い人ほど、このアイテムは効果を発揮する。
単にメモを取るというよりも、書くことの楽しさを再発見できるから。
そしてこのブギーボードを使った事が無い人は意外なほど多い。
こういうアイテムこそ日頃お世話になった人に贈るに相応しい。
以上。どれもAmazon等で3000円前後で購入可能なものばかりだ。
これこそが男に贈る最高のプレゼント、これが相手を考えた真の贈り物というものだ。
それでもあなたは靴下を贈る気?
心の籠ったプレゼントとは、いかに相手の事を真剣に考えたかどうかである。
であれば、安易で無難な、いかにも万人受けしそうな、「大して深く考えずに決めちゃいました」的なプレゼントを贈ろうとするのは今すぐにやめるべきだ。
そして男性の気持ちを本当に理解したプレゼントをしたいのなら、このブログを参考にすべきだろう。
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