前書いたブログ「3000円前後、男性に贈るプレゼント まさか本気でそんなものを贈るつもり?」の中で紹介したブギーボード、今日実際に贈り物用に買ったので、早速レビューをしてみたいと思う。

 

その前にブギーボードとは何ぞや?という所からおさらいしてみたく。

ブギーボードはアメリカImprov Electronics社によって開発された感圧式メモパッドの事で、その機能は至ってシンプル。「書いて」「消す」のみ。

日本ではキングジム社が取り扱い、販売している。

http://www.kingjim.co.jp/sp/boogieboard/

 

とまあ、簡単に説明した所で、いつものごとく届いた商品画像から。P3170039

P3170058

冒頭で書いた通り、このブギーボードで出来る事は基本的に2つ、
書くことと、消すことのみ。

P3170053

だがこのシンプルさが、このブギーボードの使い勝手を飛躍的に高めているように思う。

例えばこのブギーボードの最上位モデル「BB-6」には「書くこと」「消すこと」以外に、次の機能を備えている。

 

・Saveボタン搭載(要は書いた文字を保存できる)

・Bluetooth/USB機能(要はPCに書いたデータを保存したりできる)

・自動アップロード機能(要は他のデバイスとのファイル共有機能)

・バーチャルホワイトボード機能(要はPC画面に書いた文字をリアルタイムで表示させる)

・リチウムイオン充電池搭載(要は長い時間使える)

 

で、その沢山の機能を加えたことによる代償はたった一つ。

重い ということ。

 

そこでシンプルな疑問。

 

重いノートに何の意味があるのだろうか。

 

というかそれ以前に、無線機能や共有機能なんか本当に必要なのかという話。
少なくとも自分なら、そんなめんどくさい事をしてまでPCに自分の手で書いた(汚い)手書き文字のファイルを取り込みたいなんて思わない。
というかそれ以前に、だったら最初からノートPCを持ち歩いて直接キーボードから文字を打ち込んでPC上に保存した方がよっぽど効率的じゃないか。

 

色んな機能を詰め込めば詰め込むほど、訳の分からない、目的のはっきりしない中途半端な電子機器になり下がってしまうのは電子機器の歴史を見渡せば分かること。

かつて大ヒットしたPDA「パーム・パイロット」の開発者の一人、トライ・バサロは言った。

 

「パームパイロットが成功したのは、『何ができるかよりも、何ができないか』で定義されていたからだ」と。

 

人間でもそうだけど、「あれもこれも何でも出来ます」と言ってるのは、「私は何一つ完璧にはできません」と言ってるのとほぼ同義と言える。

 

ちょっと話は脱線してしまったけど、今回紹介したブギーボード「BB-1N」の重量は115gと、ハイエンドモデル「BB-6」の323gと比べると約3分の1。
はっきり言ってこの重量差は相当デカいように思う。

P3170057

ご覧の通り裏面も悪く言えば「安っぽい」 良く言えば、クリップボードと同感覚、同程度の重量で違和感無く毎日持ち運び使用できる。
これが300gを超えたらこうはいかない。というわけで、ブギーボードを選択するならサイズ的にも重量的にもこのBB-1Nがお勧めと言える(BB-7もいいが価格的に1Nと差があり過ぎるので)

 

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BB-1Nがお勧めなのはわかった。

じゃあ実際にこれを何に使うのか、という話。

ただ単に仕事で、例えば、

 

・電話の聞き取り時のメモ用に

・会議時のプレゼンに

・お客さんとの簡単な打ち合わせ時に

 

といった使い方も勿論有効だとは思う。

だが、個人的にこのブギーボードの一番有効な使い方は、自分の思考強化だと思っている。

かつてフランシス・ベーコンは言った。

 

話すことは人を賢くし、

読むことは人を豊かにし、

書くことは人を正確にする

 

人は自分が今考えている事を「書く」という行動を取るだけで思考が安定化されてくるから不思議。これは実際にやってみた事がある人なら分かって貰えると思う。

とにかく折角こういうツールに出逢えたのだから、今まで以上に書く楽しさを味わって、書くというアクションに目覚めて貰えたらいい。
そんな想いで自分はこのアイテムを誰かにプレゼントしたい。

 

PS
もし思考強化のためにブギーボードを使うのなら、是非この本とセットでやって欲しい。
という訳で一応お勧め本を挙げておきたい。

 

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