先日、PLATINUM万年筆#3776で万年筆デビューを果たしたわけだが、
よくよく考えて見たら万年筆をもう1本持っているのに気付いた。
前に友人から貰い受けた、PARKER ソネットという万年筆。
言っても、ボールペンにはそこそこ詳しく、以前から結構な数のボールペンを集めているため、万年筆メーカーには疎くても、PARKERというメーカーならよく知ってる。ボールペンでも有名なメーカーだからね。
貰ったのはこんなタイプのやつ。
値段は調べてみたが、正直どれがこれに該当するのか分からなかった。
ただ、PARKERの万年筆だから結構するんだろうとは思う。
パーカーのHPにも行ってみたが、よく分からない。
http://www.parkerpen.com/ja-JP/sonnet
というか、このHPは全然ダメだね。
格好いいHPを作ればいいってもんじゃない。
肝心の商品は調べにくいわ、ラインナップごとのコンセプトも分かり辛いわ、一流メーカーがこんなHP作ってたらダメだよね。はっきり言って見る気しない。
一方で、こんなHPを見つけた。
http://www.sailor.co.jp/knowledge/original
こっちは国産万年筆メーカー、セーラーのHP。
対照的にこっちは本当に分かりやすい。商品の説明だけでなく、万年筆の基礎知識について、初心者にも分かりやすく解説している。
正直、このHPのお陰で万年筆のことが大体分かってきた。
同時にセーラーの万年筆が欲しくなった。
こういう所だよね。HPって。
価値を提供するのが企業のHPでしょ。
言っちゃ悪いけど、PARKERのHPは価値所か、商品の良さすら伝えきれていない。
宝石や指輪といった商品を扱ってるのならこんなHPでもいいのかも知れないが、万年筆やボールペンといった「機能」を持つ商品を扱っているメーカーのHPがこれでいいわけないよね。
PARKERは少し考え直す必要があるんじゃないの?
まあそれは今回の本題じゃないからいいとして。
一応、ここ数日万年筆について調べた結果、以下の事が分かった。
・万年筆はボールペンと比べて面倒臭いというイメージだったが、正直使い勝手はボールペンとさほど変わらない。
・文字の太さは筆圧によって自由に変えられるのが万年筆だと勝手に思っていたが、そうではなく、ボールペンのように好みの太さのペン先を持った万年筆を選んで購入する必要がある。
・ただし、セーラーのような一部の高級万年筆は、筆圧によって文字の太さを自由に変えられるモデルが存在する。
・万年筆のペン先の素材は、金、プラチナ、ステンレス等が使われ、それぞれ使い続ける事により摩耗し、劣化と言うよりはより使い手になじむペン先になっていく。
・インクが無くなったら、カートリッジ、もしくは吸引式のインクを使用し、その都度補充して使う。
こんな感じか。まあ、あとは値段がボールペンより基本的に「高い」ってことか。
ペン先はこんな感じ。↑PLATINUM↓のと比較すると同じ万年筆でも結構違うもんだね。
で、書き味はこんな感じ。↓
上がPARERで下がPLATINUM。まるで太さが違う、が、太さだけでなく書き味も全然違う。
上手く説明できるか不安だが、どっちの万年筆もボールペンとは全然違う書き味。
PARKERソネットは、「キュ、キュ、キュ」という書き味で、
PLATINUMは、グワァー、っていう書き味(分かるかそんなんで)
個人的にはいかにも万年筆という感じのPLATINUMの書き味の方が好みなんだが、いかんせん文字が太すぎて実用的とは言えないかも知れない。
ただ、万年筆っていうのは今の時代、仕事で使うには少々気取り過ぎだし、それに高級過ぎて色々気を遣ってしまう。
なので、家で創作活動等に使うのがやはりベストのように思う。
とは言え、PARKERソネットの万年筆も相当書きやすい。おまけにあれだけ文字が細くてもインクムラ等はほとんど無い。
もし万年筆を持ち運んで外で使えと言われたら、迷わずこっちを選ぶだろうね。
いづれにしても折角こうして縁あって万年筆を2本も使う機会を得たのだから、これからボールペン同様使い続けてまた感想等をUPできたらなと思う。