やはり日本人たるもの、一度は琵琶湖を見ておくべきなんじゃないかと。ええ、そう思いましたね。

最近の日本人は日本もロクに知らないくせにすぐにホイホイ海外旅行に行きたがる。

「やっぱりエアーズロックはすごいよねー。一生の内一度は見ないとねー」とか言う若者がいるが、そういうことはまず日本47都道府県を制覇してから言いやがれと。

 

と、偉そうに言ってる自分も未だ日本列島は30都道府県程度しか制覇できていない。

特に四国は行こう行こうとはいつも考えているが未だに行く目途が立っていない。

関東在住で、かつ移動は車がメインなので四国へ行くのは相当な覚悟が要る。

もう、行くだけで精魂使い果たしそうだ。

そこでお遍路参り、キツいね。

しかも四国と言えばうどん。

正直、疲れ果てた体がうどんごときで(言い方)回復されるのか甚だ疑問ではある。

話は逸れたが、日本47都道府県制覇、必ず成し遂げたいと思っている。

それは日本人として生まれた以上、当然の使命とも言えよう。

繰り返すが海外なんぞ行ってる場合ではない。日本人はもっと日本を知るべきだ。

 

それはさておき今回は滋賀県、主に琵琶湖がメインの旅。

翌日に返す刀で福井県東尋坊も回る予定なので、スケジュール的にも相当キツい。

ここはしっかりとプランを練って琵琶湖に挑むべきだろう。

 

先ず、宿泊先候補として挙げたのは、彦根市、長浜市の2都市。

どちらも湖の東側に位置する都市で、かつどちらも湖に近い立地。

翌日福井県に向かうことを考えても、拠点はこの2都市のどちらかということになる。

で、まずこの2都市を比較。

 

人口

彦根市:11.22万人
長浜市:12.23万人

 

成る程、どちらも大差無い。

しかも彦根市には言わずと知れた日本を代表する名城「彦根城」があり、

一方長浜市にはこれまた年間300万人が訪れるという、古都を再現した街、「黒壁スクエア」がある。

うーん、これは迷う。

しかしよくよく調べたら彦根市から長浜市までは車で30分程度の距離と判明。

だったらどの道北上するわけだし、より南にある彦根でいいかと。

というわけで宿泊先は彦根に決定。

 

4/4 AM2時、横浜市を出発。

横浜町田ICから東名高速に入り、米原ICを目指す。

途中、土砂降りにも祟られ、名古屋へ到着するまでに既に相当疲弊。

しかし名神高速に入り、賤ヶ岳SAであるものを発見。

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こ、これはあの伝説のサラダパン

正直、彦根へ行ったらこのサラダパンを売っている「つるやパン」を訪ねようと思っていたが、何とも手間が省けるタイムリーな出逢い。

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食ってみての感想は、

 

「ああ、やるね!」

 

多分、マヨネーズにたくあんって言ったら、多分みんなの想像通りの味だと思う。

実際、その通りの味。

だが、この味は関東ではまず出会えないのは事実。

コッペパンの柔らかい触感にパリ、パリという細かく刻んだたくあんの触感。そしてマヨネーズの酸っぱいさっぱりした味。これは朝食時のコーヒーとベストマッチ。

 

想像通りの味? いいえ、想像以上ですな。

 

ただ1点、このサラダパンを見つけた嬉しさで衝動買いしてしまったため、値段を忘れてしまった。確か170円位だったかと。普通に買うよりちょっと高いのかな?

まあ別にいいけどね。サービスエリアなんだし。

あと、朝食にするならこのパン3つ位必要だね。他のものも食うなら別だけど。

 

そうこうやってる内に米原IC到着。時刻はAM8時。結構かかったね。

夜半から激しく降り続いた雨もようやく上がり、とりあえず琵琶湖を見にいく。

何せこれがこの旅のメインだからね。

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上の写真は道の駅 近江母の郷付近で撮った一枚。

すごいね。はっきり言って想像以上。溜息が出た。

こんなに溜息が出た湖は、北海道の屈斜路湖以来かも知れない。

想像以上にでかい。そして雄大。

なのに全く気取ってないんだね。湖の反対側はすぐ生活道路。この付近の住民の生活への溶け込み具合が凄い。

こういうのが見たかったんだよ。何て素晴らしい湖だろう。

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もう、ずっとここに居て湖を眺めていたい、そんな場所。DSC01671

伝わるかなあ、この雰囲気。

これまで数多くの湖を見てきたけど、こんなに溜息が出る湖は初めてだ。

さすがは日本最大の湖。だが、何一つ飾らない、気取らない。観光客に媚びない。

これが日本の湖。ちょっと息が詰まりそうだった。

なんでこんな日本のど真ん中に、こんなでかい海みたいな湖があるのか。

ああ、俺はまだ日本を何も知らないんだなと。ちっちゃいなと。

この飾らない凄さ。これを感じられただけで本当に琵琶湖に来て良かったなと。そう思えた。

つくづく日本って凄い国ですね。