例えば退屈で、することがなくて、Youtubeで猫の動画を見るのにも飽きて、
プロ野球中継もやってなくて、Lineの返事も来やしない。
自分の場合そんな時は、お悩み掲示板(ミクル株式会社)を見る。
http://onayamifree.com/threadlist/new/
人は悩み多き生き物とは言うが、このサイトを見るとまあ、人は何と様々な悩みを抱えて生きているのかと、改めて思い知らされる。
勿論、悩みといってもそれはピンからキリまであり、
もう死にたいというヘビーなものから、髪の毛がうまくセットできないというようなくだらないライトな悩みまで多種多様な悩みが朝から晩まで延々と投稿されている。
しかし一つだけ言えるのは、掲示板に投稿されるそれぞれの悩み一つ一つが、がその人にとっては切実なものであり、真剣なものであるということ。
それだけは恐らく真実なんだろうと思う。
所で、ある日このお悩み掲示板を一日中眺めていたら、一つの不思議な現象に気付いた。
このお悩み掲示板、誰かが悩みを投稿すると、リストに投稿タイトルが表示されるのだが、
そのタイトルの左側に、その投稿がどれだけの人に読まれたかを知らせる、「Hit数」という項目が同時に表示される。
つまり、誰かがその投稿に興味を持って、そのタイトルをクリックすれば1Hit。
また誰かがクリックすれば2Hit といった具合。
これは非常に興味深い。
何故って、多くの人がどんな悩みタイトルに惹かれてクリックしてそのページを読むのかが、一目瞭然で分かってしまうから。
ブログをやっている人なら、きっと誰もがこういう事に興味があるんじゃないだろうか。
ネットに投稿する以上、誰だって一人でも多くの人に自分の書いた記事(文章)を読んで欲しいと思うものだからね。
そこで今日はそのお悩み掲示板から、幾つかのタイトルとHit数を抜粋して、多くの人が思わずクリックしてしまうタイトルとはどんなものなのかを自分なりに検証してみようと思う。
今回たまたま見ていたページ内の、あくまでランダムの「抜粋」です。
そこに深い意図はありません。(*今回、本文には触れていません)
では、いきましょう。
・タイトル:素直なことが言えない(44Hit)
・タイトル:いい加減な先輩(50Hit)
・タイトル:どっちを選びますか?(150Hit)
・タイトル:生活音(157Hit)
・タイトル:自慰でいった事がなく、気持ちいいか分かりません…(207Hit)
・タイトル:パナマ文書(92Hit)
では順番に見ていくとしよう。
タイトル「素直なことが言えない」(44Hit)
もしこれが自分のブログタイトルだったとしたら、このタイトルでクリックされるだろうか。
と自問してみると答えは出る。
ズバリ、クリックされるわけがない。
でも、ここはお悩み相談サイト。そう考えると「素直なことが言えない」という悩みは、特に思春期の若者ならよくある悩みであり、同様の悩みを抱えてこのサイトに来る人も決して少なくないと想定される。
そう考えると、あながちここでは悪いタイトルとも言えないのかも知れない。
ただ、個人的な意見で言わせて貰えば、
こんなタイトルでクリックしてもらおうなんて、甘いんじゃないの?と。
タイトル「いい加減な先輩」(50Hit)
興味を引くタイトルではあるが、どうせなら「いい加減な先輩にうんざり」とか「こんないい加減な先輩、どう思いますか?」とかの方がより分かりやすくて興味も引くんではないかと。
ただここはお悩み相談サイト(以下略)
タイトル「どっちを選びますか?」(150Hit)
こういうタイトルは個人的には好きだ。何だかよく分からないけど、人間「どっちを選びますか?」とか、「どっちが好みですか?」とか聞かれると「え、何が?何が?」とその話に興味を持ってしまうもの。
そういう意味では割にお悩み相談としては上手いタイトルかなと。
タイトル「生活音」(157Hit)
元々神経質な自分ならこの手のタイトルは、ほぼ間違いなくクリックしてしまう。
生活音のトラブルなんて日本じゃ日常茶飯事。実際自分も何度もあった。
みんな同じような経験してるんだな、と思うだけでも結構満足するし、ましてやとんでもない生活音で周囲を困らせるような奴だったら「うわー、最低」とか言って楽しめるし、このタイトルはそういう意味で自分的には相当ツボ。
そうじゃない人も結構いるのかな?
タイトル「自慰でいった事がなく…」(207Hit)
これはタイトル読んだだけで投稿者が女性と分かる。
何故?何故って・・・それはまあいいとして、まあこの手の下の話のタイトルは、大抵上位に来る。これは全世界共通だろう。
人間はそういう生き物だから。
エロは強いねしかし。困ったらエロネタって所も確かにあるからね。
個人的にはあまりやらないようにはしてるけど。
タイトル「パナマ文書」(92Hit)
最近世を騒がせているタイムリーなネタ。こういうのもやはり比較的クリック率は高いんだろうね。
でもお悩み掲示板みたいなサイトでこういうタイトルで投稿する人って、大概は悩みというより、単に自分の意見を言いたいだけだったりするんだよね。
「本当に悩んでる?」と聞きたくなるくらい詳しい奴だったり。
まあそういうのを抜きにするのなら、このタイトルは興味を引くという意味ではありかなと。
とまあ、自分の場合こんな感じで自分が文章書く時の参考にしている。
あと、純粋に他の人が普段どんな事で悩んでいるのかとかも知っていたいっていうのもある。
他人が何に興味を持って、そしてそれに対してどう反応するのか。
これは永遠の課題にして、永遠のテーマかも知れない。
人が人相手の商売をして食っていくしかない以上は。