日、定期購読している「東洋経済メルマガ」から、以下のような文面のメールが届いた。

分かりやすいように青字で引用してみる。

東洋経済メール

《 5月17日(火) 》

  東洋経済新報社主催

 ~GEグループ、大塚製薬グループ企業の先進事例から紐解く~
  「グローバルオペレーションの最新動向」

   → http://ml.toyokeizai.net/c/aenbaj2Vhs3s2Mab

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 ★急加速するデジタル化が切り拓く、次代のオペレーティングモデルの考察 ★

本格的なグローバル経営時代を迎える今、競争優位と持続的成長を確保するため、欧米を中心とした先進グローバル企業では、業務機能や国、地域をまたがりグローバルで統合された拡張性の高い戦略的オペレーティングモデルを構築しています。
シェアードサービスやアウトソーシングを取り入れ、コスト効率、ビジネスの俊敏性といったビジネスインパクトを創出してきた彼らが注目するデジタル潮流。

当セミナーではデジタル&グローバル時代の戦略的オペレーティングモデルについて、
グローバル市場で戦う日本企業が今、取り組むべき業務オペレーション改革のありかた
について、先進企業の事例と共に考察してまいります。

《 主なプログラム 》

 

 

 

読み終わってからの率直な感想。

 

・・・は?

 

というか、よくもこんな分かり辛い文章書けるなと。

一体何が言いたいのか、そして何を教えようとしているのかが全く分からない。

自分もIT企業に居た事もあるが、それでもこの専門用語の羅列はないでしょう。

はっきり言って、書いてる本人は意味分かってるの?と勘繰りたくなる位に酷い。

 

 

★急加速するデジタル化が切り拓く、次代のオペレーティングモデルの考察 ★

先ずこのタイトル。

急加速するデジタル化が切り拓く って言ってるけど、

切り拓くって開拓するって意味だよね?

切り拓くのは誰なの? とまず問いたい。

切り拓くのは人じゃないの?

それとも、急加速するデジタル化 という存在が何かを切り拓くの?

違うよね?

だったら最低限、急加速するデジタル化”を”切り拓く にしないと言葉としておかしい。

本格的なグローバル経営時代を迎える今、競争優位と持続的成長を確保するため、欧米を中心とした先進グローバル企業では、業務機能や国、地域をまたがりグローバルで統合された拡張性の高い戦略的オペレーティングモデルを構築しています。
シェアードサービスやアウトソーシングを取り入れ、コスト効率、ビジネスの俊敏性といったビジネスインパクトを創出してきた彼らが注目するデジタル潮流。

 

もうこの辺も何言ってんのかさっぱり分からない。

しかも最後、

 

~といったビジネスインパクトを創出してきた彼らが注目するデジタル潮流。

 

何で デジタル潮流 で終わってんの?

デジタル潮流が何なの? 意味が分からない。一体どこで文章切ってんだと。

訳のわからない横文字を延々と並べ綴った挙句、デジタル潮流 で唐突に文が終わる。

この思いやりの欠片もない文章は許せない。

はっきり言って、書いた本人はきっと頭が良くて、「こんなことは常識だ」くらいに思ってるんだろうけど、これってセミナーの参加者の募集メールだよね?

こうやってメールを出す以上、参加者したいかどうか悩んでいるITにさほど詳しくない会社経営者や担当者にも参加して欲しいって気持ちも当然、あるわけだよね?

だったらこの文章は無い。

 

 

自分なりに今回の文章を整理して書きなおしてみた。

少なくとも自分には大したIT業界の知識は無いが、これくらいの文章なら書ける。

 

   ★グローバル先進企業の成功例に学ぶ、これからの日本企業のあり方について★

本格的なグローバル経営時代を迎える今、多くの日本企業が競争で優位に立ち、さらなる成長を続けていくためには何が必要でしょうか。
既に欧米を中心にした”先進グローバル企業”では、国や地域の垣根を越えて統一された、後から幾らでも追加修正が可能な”戦略的オペレーティングモデル”を構築しています。

シェアードサービス、アウトソーシングの導入、コスト削減やビジネスの俊敏性といった、革新的なビジネスインパクトを次々と創出してきた彼らが次に注目する”新たなデジタル潮流”とは、一体どんなものでしょうか。

当セミナーでは、そんなグローバル先進企業の成功事例を多数紹介しながら、これからの日本企業がグローバル市場で戦うために、今取り組むべき”業務オペレーション改革”について分かりやすく考察していきます。
参加費は無料です。どうぞ皆様、振るってご参加ください。

<主なプログラム>

 

正直、意味がよく分からない専門用語はなるべくそのまま残したが、それでも元の文章に比べたら大分読みやすくなったし、セミナーの意図も(よく知らないが)この方がよく伝わると思う。

せっかくいい講師を呼んで、いいセミナーやってるのに、あんな紹介文じゃ本当に全てを台無しにしていると思う。

文章なんてみんな本当は読みたくもないものなんだからさ、もうちょっと考えようよ。

読んで貰える文章について。

 

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