声がすぐ枯れる。
と言っても、普通の人からしたら「はぁ?」ってなるんだろうけど。
悩みというのは人から理解されないから悩みなわけで。
どうもこの、話してるとすぐ声が枯れるという悩みを持ってる人は思ったよりも少ないようだ。
例えば、Googleで、声 すぐ枯れる で検索してみても、上位に表示されるのは病気関連かカラオケ関連のものばかり。
喉に悪いので酒、煙草をやめましょうとか、分かるんだけどそういう事じゃないんだよね・・・
後、別にカラオケとかで悩んでるわけじゃないんだよね・・・別に歌手や声優目指してるわけでもないし。
分からないかな。普通に話してて1時間以上話すと声が枯れるんだよ。
で、声が枯れるとどうなるか。
1.声が出ないから勢いで話そうとして、普段から良くない活舌がますます悪くなる
2.勢いを付けるせいで、普段から早口なのがますます早口になる
3.お陰でますます焦り、声が更に枯れる
の悪循環となる。
調べた中じゃ、ボイストレーナーの中平先生のサイトが、「あ、自分の抱えてる悩みに近いかも」と感じた。
http://ameblo.jp/xxxmr-rxxxmake-voicexxx/entry-11384711528.html
確かに中平先生が言うように、鼻声で話すほうが楽だし、それに実際に自分の声をボイスレコーダーで録音して聞いてみると、鼻声で話した声は思ったほど珍妙な声でもなかった。
むしろ普通の喋り方の時の声の方が低すぎて違和感を感じた。
ただ、どうにもこうにもこの、意識して鼻声で話す練習をするというのは違和感が拭えない。
例えは悪いけど、なんか幸田シャーミンのモノマネをしてるみたいで・・・
第一、これで声が枯れにくくなったとして、その声は自分が本来こうなればいいなあと思ってる声とは違うような気がして。
やっぱり人っていうのは、こういう声になりたいっていう理想があって努力するもんで、それがそもそもこの声には無いというのが何とも、ね。
中平先生、ごめんなさい。ただ、とてもいい学びではありました。
http://kenkoubiyou.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html
このサイトではドギーブレス(初めて知った言葉だ)について解説していて、非常に参考になった。
一時はこれで相当声枯れが改善された。
何せ自分の場合、声が枯れやすいと同時に、声量が小さいという悩みもあったので。
犬のようにハァハァ息をして体内で一番反応する所が横隔膜。これは素晴らしい発見だった。
よく、「腹から声を出せ」と言うけど、腹と横隔膜は全然場所がそもそも違ってた。
そう言えば昔、この声質を改善しようとしてひたすら腹筋ばかりやってた事があったけど、これも意味が無い作業だったと反省。鍛える場所がそもそも違ってたんだね。
ただこのトレーニングも声量増加にはそれなり以上の効果はあったんだけど、やはり声枯れの根本的な解決には至らず。ちょっと惜しいなという感じだった。
考えてみたらこの悩みは若い頃からもう十何年も抱えている根の深いもの。
やはりそう簡単には解決はできないか・・・と思っていたら、
意外な方法で解決方法が見つかった。
それも予想外の本から。
それが、これ。
この「AKB49~恋愛禁止条例~ 1巻」の中で、AKBのたかみなこと高橋みなみが、声量を大きくして歌えないで悩んでいる主人公にアドバイスするシーンがある。
カラオケボックス内でいきなり主人公の上に馬乗りになり、こう言う。
「横になると大きな声は腹式でしか出なくなるの。その感じを意識すれば腹式発声は簡単にできるよ」
これを早速やってみた所・・・
・・・すっご!
まさにその通りだった!
はっきり言ってしまう。
今まで、この声枯れの悩みのために、自分なりにありとあらゆる事をやってきた。
ボイストレーニング講座を受けたり、ボイスレコーダーを買って録音したり、その手の関連書籍を買い漁ったり、ネットで検索して良さそうなのを片っ端から試したり。
でも、このAKBのたかみなが言ったアドバイスほど有効なものは無かった。
この、たかみなのアドバイスが有効だったのには、もう一つ理由がある。
それは、横になって出す声が完全な腹式発声ということが分かったお陰で、いつも横になっているイメージを作らないといけなくなった。
お陰で、普段よりリラックスして話せるようになったということ。
仕事柄、親しい人よりもお客さんと話す事の方が多いため、なかなか有効な練習法があっても、いざお客さんの前にすると緊張して、ついついまた普段通りのやりかたで話してしまう、を繰り返していたが、この方法でそれも一気に改善できたという。
まさかこんな所で長年の悩みが解決できるとはね。
やっぱりマンガだろうと何だろうと、興味持ったものはどんどん接していかないとダメなんだね。
同じような悩みを持っている人がいたら、是非参考にして貰えたらと思う。