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どい頭痛持ちである。

特に、曇りの日が一番ヤバい。

どんよりとした低気圧が、ギシギシと自分の頭を容赦なく締め付ける。

あの痛みと辛さは、頭痛持ちの人間じゃないと決して分からないだろう。

天気の移り変わりの激しいこの季節は、特に頭痛薬が手放せない。

仕事先で頭痛に襲われ、かつ頭痛薬を忘れてきてしまったりしたらもう、アウト。

そんな事にならないよう、私の鞄には様々な頭痛薬が常時保管されている。

 

所で頭痛薬を買いに薬局へ行くと、色んな頭痛薬があり過ぎて、

「一体どれを買えばいいんだ?」

と悩んだりする頭痛初心者(?)も多い事だろう。

そこで頭痛持ち歴20年(?)の私が、頭痛薬を簡単に要約してみたいと思う。

 

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要するにこういうことでしょ? 頭痛薬を大まかに3分割

市販されている頭痛薬は数多くあるが、大体以下の3種類に分けられる。
大体これだけ覚えておけば間違いない。

 

1.アスピリン系(アセチルサリチル酸)

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特徴:世界で最もメジャーな頭痛薬

鎮痛効果は”中”

胃に負担が”大きい”

子供(特に15歳以下)には副作用があるため、飲ませるのは危険

 

代表的なアスピリン系市販薬

バファリンA(ライオン株式会社)

値段:1錠あたり凡そ12円~15円
(40錠入り550円~598円 80錠入り980円~1100円)

 

 

2.アセトアミノフェン系

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特徴:もっとも歴史の古い鎮痛剤。

副作用のあるアスピリンに比べ、こちらは副作用がほぼ無い。

鎮痛効果は”低い”

胃への負担も”少ない”

そのため、発熱してしまった小児用などによく使われる

しかし許容量を超えた量を飲むと肝障害を引き起こす

 

代表的なアセトアミノフェン系市販薬

タイレノール(ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社)

値段:1錠あたり凡そ49円~55円
(20錠入り900円~1100円)

但しタイレノールは1回1錠の服用のため、実質は25円/1回。購入時の値段程の割高感は無い。

 

 

3.イブプロフェン系

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特徴:アスピリンやアセトアミノフェンに比べて比較的歴史の新しい鎮痛剤。

鎮痛効果が”高い”

湿疹やかゆみ等のアレルギー副作用”有”

胃への負担も”大きい”

 

代表的なイブプロフェン系市販薬

ノーシンAI(株式会社アラクス)、イブクイック(エスエス製薬)
値段:1錠あたり凡そ22円~25円
(20錠入り850円~980円)

 

 

【おまけ】ロキソプロフェンナトリウム

2011年より薬局で買えるようになった

鎮痛効果は”市販薬”最強”

胃への負担も当然”最高”

難点は、薬剤師がいる薬局でないと買えないこと。あと、値段が高いこと。

飲みすぎると腸閉塞を引き起こすことが最近、PMDA(医薬品医療機器総合機構←もっと分かりやすい名前にしろっての)から発表があった

 

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個人的なお勧め頭痛薬は・・・

まず、コストパフォーマンスで言うと、鎮痛効果が”中”程度で、かつ1錠辺りの値段が15円前後のバファリンAが最もコスパが高いと言える。

しかし鎮痛効果重視ならイブプロフェン系の方が上。
実際今日本でもっとも売れている頭痛薬は「イブ」シリーズらしい。

実際自分も最初はバファリン派だったが、最近ではイブプロフェン系の頭痛薬を多用している。

その理由は鎮痛効果と言うよりは、頭痛の治り方。

バファリンAを飲んでもイブプロフェン系頭痛薬を飲んでも、どっち道頭痛は治まるんだけど、

 

どうもバファリンAの頭痛の治り方は”ちょっと雑だな”と感じる。

 

何ていうか、この辺りは個人差もあるし、しかも神経の問題なので万人に共通する意見なのかは自分でも甚だ疑問だが、ここは敢えて言っておきたい。

バファリンAの頭痛の治り方は”雑”

別に腹が痛くなるとかそういうんじゃないけど、頭痛っていうのはやっぱりデリケートな問題なんであって、頭痛さえ取れればいいってもんでもない部分もあるわけ。

対照的に、頭痛の治り方が穏やかで気に入ってるのが、バファリンルナ

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このバファリンルナは、頭痛が引いていく瞬間が何とも優しいというか、気持ちいいというか、やっぱりバファリンAより高いだけあるなと。

価格も1錠辺り大体25円前後と、市販薬の中でも平均的。しかも眠くならない。

 

成分はイブプロフェン(130mg/2錠中)+アセトアミノフェン(130mg/2錠中)

普通のバファリンAとは成分そのものが違うんだね。

 

成分が違うんだったらバファリンじゃなくて違う名前で発売しろよと思ったりするが、そこはきっと、大人の事情ってやつなのでしょう。

 

とにかくこのバファリンルナは自分の鞄の中の頭痛薬では切り札的存在。それ位効果は信頼している。

 

所で、このバファリンシリーズには更に上の存在がある。

それが、バファリンプレミアム

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まず価格。1錠辺り大体50円(20錠入り980円)という高さ。

タイレノールと同じと言えばそうだが、だがタイレノールはそもそも1回1錠でいいのに対してバファリンプレミアムは1回2錠なのだから、単純に計算してタイレノールの倍高い事になる。

まあ高くてもそれに見合った効果があればいいんだけど、成分を見ると、

成分はイブプロフェン(130mg/2錠中)+アセトアミノフェン(130mg/2錠中)

 

・・・バファリンルナと変わんなくね?

 

と純粋に思ってしまうんだが、飲まないで文句ばっかり言ってるのもアレなんで、今回このバファリンプレミアムを買ってみることにした。

だが、私の予想では十中八九バファリンルナと大差無いという結果になると思っている。今までの経験で何となくそう予想する。

で、バファリンプレミアムを飲んでみた感想は・・・

まず、治り方。

頭痛の治っていく感じなんかはバファリンルナと似ている。つまり、いい感じ。

まあ、当たり前って言ったら当たり前だが。イブ+アミノフェンという成分が同じだものね。

ただ、頭痛が治るまでの時間はルナより若干早かった気がする。

勿論まだそんなに何度も検証したわけじゃないけど。

あと気になったのが、バファリンルナは飲んでも眠くならないけど、このバファリンプレミアムは飲むと若干眠くなる。

ただこれも善し悪しでね、個人的には頭痛薬や風邪薬は飲んだら多少眠くなるのが当たり前だし、その方が治りも早いだろうと思う。

そういった意味では、会社じゃなく家でちゃんと頭痛を治すのならルナよりこっちの方がいい、のかも知れない。

ただ、ルナの倍の値段の価値があるかどうかは今の所分からないが。(多分無いとは思うが)

タイレノールについて

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タイレノールについても少し書いておきたい。

このタイレノール、鎮痛効果は確かに低い。

低いっていうか、なんだか効いてんだか効いてないんだかよく分からない感じで気が付くと頭痛が治ってるって感じの頭痛薬。

治る時はすごくよく効いて治るし、反面、中途半端な頭痛の時ほど効果が実感できないという感想。

ただ、効かないわけじゃないんで、しかも1錠で効くし、さらに体への負担も軽いという長所もあるんで、このタイレノールも大体いつもルナなんかと一緒に自分は持ち歩くことにしている。

 

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最後に

色々書いてきたけど、実は個人的に一番お勧めな頭痛薬がある。

それが、これ。

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スカイブブロン(オール薬品工業)

この頭痛薬、売っている店は限られるんだけど、フィットケア等一部のドラッグストアでは100錠入りで700円位で売ってる。

成分は、

イブプロフェン(150mg/2錠中)配合。勿論1回2錠なのはバファリンらと変わらず。

安定して頭痛を直すイブプロフェンがバファリンルナ以上配合されてこの価格。

勿論、効果もバファリンルナほど気持ち良くはないが、ちゃんと頭痛をキッチリ治してくれる。

何よりこのスカイブブロンは1錠あたり7円以下という圧倒的なコストパフォーマンス。

はっきり言って、これは個人的に常時必須頭痛薬。

大抵の頭痛はこのスカイブブロンでやり過ごす。

逆にこれでも効果が怪しいくらいの酷い頭痛の時は、ルナなりプレミアムを使う。

この使い方が一番経済的かつ効率的だと思う。

 

追伸
薬を買うときよく参考にしたのが下の本。
何でもそうだけど、このくらい独断と偏見で物を言ってくれた方が個人的には信用できる。
全て信じるか信じないかは読み手に委ねればいいだけの話だもんね。