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が言ったか、言わないか。

世の中には宿命のライバルが存在する。

 

長嶋茂雄村山実

クリスチアーノ・ロナウドリオネル・メッシ

大空翼日向小次郎

孫悟空ベジータ

 

 

彼らがお互いをどう認識しようと、そんな事はどうでもいい。

問題はもはやそこではないのだ。

天が、運命が彼らを追い立ててやまない。

戦え、決着をつけろ、優劣をつけろ、白黒をつけろと焚き付けてやまない。

それが彼らの宿命。

 

そして、それはカツ丼弁当の世界においても同様である。

ベイシアOKストアか。

それは同時に、関東最強のカツ丼弁当を決める戦いでもあるのだ。

 

事情がさっぱり飲み込めない人のために少しだけ説明しておこう。

あなたが考える、スーパーで市販されているカツ丼の適正値段は幾らだろうか?

500円?

480円?

いや、この不景気だし、580円位か?

あのほっともっとでさえ、カツ丼の価格は470円。大盛りにしたら520円だ。

そう考えたらやはりカツ丼の適正価格は500円前後と考えるのが妥当な所だろう。

店で食おうとスーパーや弁当屋で買おうと、だ。

 

しかし、驚くなかれ。

 

OKストアのカツ丼の価格は、299円(税別)だ。

 

しかも、味も文句なしに美味い。

はっきり言ってOKストアのカツ丼はほっともっとのカツ丼(470円・税抜き)と比べても数倍美味い。

 

なのに価格は299円!

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冗談じゃない。あり得ない。だが、これは事実なのだ。

 

だが、そのOKストアの更に上を行くカツ丼がベイシアにある。

 

その価格、何と276円!(税抜き)

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バカな! 冗談じゃない!

 

今時カツ丼が300円払ってお釣りが来るなんて考えられるだろうか。

 

ズバリ!あり得ない!

 

しかも更に驚くのは、価格だけでもあり得ないのに、味やボリュームはもっとあり得ないという事だ。

 

美味いのだ!それも想像を超える程に!

 

そう、OKストアもベイシアもあり得ない程のクォリティのカツ丼を、あり得ない価格で提供しているスーパーなのだ。

OKストアにベイシア、何とも恐ろしいスーパーだ。

私はこの二店舗のカツ丼に対する想いに敬意を込めて、両名を宿命のライバルと認定する。

お前なんかに認定されても嬉しくないわと言われようと、もう勝手に認定してしまう。

後はどちらが上かを決めるのみである。

 

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我がカツ丼への想い

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人生最後の晩餐で何を食べるかと言われたらカツ丼と決めている。

私にとっての一番のご馳走はカツ丼であり、それ以外のどの肉料理でもない。

そして私は、出来たての卵ふわふわのカツ丼も好きだが、もっと好きなのはあの、卵がガチガチバキバキに固まった冷えたカツ丼弁当である。

もう、店頭に並んでいる姿を見るだけでワクワクする。

 

レンジで温めるなど言語道断。

 

冷たい、卵ガチガチ状態の冷えたカツ丼が最高に美味いのである。

そもそも弁当全体に言える事だが、弁当は冷たい方が美味い。

米は冷えていい具合の硬さになり、食材をより引き立てる。

 

しかし、世の中には弁当を食うのにいちいち電子レンジで温めようとする無粋な輩が存在する。

一体どういうつもりなのか。

弁当とは冷たいから弁当なのである。

温かいご飯が食いたいのなら定食屋へ行って食えばいいだけの、ただそれだけの話だ。

それをわざわざ冷たい弁当を買ってきて、電子レンジで温めて不自然な高温にして食うなど狂気の沙汰としか思えない。

 

弁当の片隅で高温に晒され泣いている漬物達の悲鳴があなたには聞こえないのか?

 

運動会でお袋が朝早起きして一生懸命握って持ってきたおにぎりを持ってあなたはいちいち校舎の給湯室へ行き、レンジで温めて食うのか?と。

あり得ないし、第一無意味だ。温めて食うおにぎりなどおにぎりではない。

同様に弁当は冷たいから弁当なのである。だからこそ美味いのだ。

 

北海道帯広市では豚丼が有名だが、そもそも私はこの豚丼には全く興味すら沸かない。

数年前に旅行で帯広市へ行ったが、数多くの豚丼の有名店を前にして私は普通に素通りした。

 

衣が無い豚肉に一体何の意味があるのかと。

 

同様の理由で、生姜焼きも全く興味がない。

興味があるのはカツだけだ。

衣があるから意味がある。

衣が無くて分厚いトンテキなども全く意味が分からない。

後、妙に噛むとバキバキ音がするくらい衣が硬いカツもまた論外。

衣は自己主張する事なく控えめにカツを優しく包んでこそ意味がある。

衣がカツよりも自己主張するんじゃないよと。

後、薄すぎる衣のカツもダメだ。

肉と衣は表裏一体。

「カツそのものを味わって欲しいから、うちは衣を薄くしてます」とか言っている店主がいるが、そもそも衣を薄くすれば肉の味が余計味わえるという考え方からしておかしい。

そう思うのなら最初からカツなんか作るなよと。

衣は分厚くて当たり前。漫才コンビと一緒で衣とカツは一体なのだ。

どちらが主張し過ぎたってダメなのだ。ダメなものはダメなのだ。

OKストアとベイシア比較

大分脱線してしまったので、話を戻そう。

 

OKストアとベイシアを様々な点から比較してみる。

先ず、店の雰囲気。

OKストアを一言で言うなら、ゴミゴミしたせわしない激安スーパー。

 

一方、ベイシアを一言で言うなら、快適で広々とした郊外型未来志向スーパー。

勿論、ベイシア全店が広々としていて快適なわけではない。

後述するが、ベイシアには一般型とスーパーセンター型の二種類の形式が存在する。

私が言っているベイシアとは、スーパーセンター型のベイシアの事だ。

因みに、私がよく行く千葉県木更津市のベイシア木更津金田店の雰囲気は以下の通り。

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ご覧の通り、コストコと見紛うばかりの快適で歩行スペースを十二分に確保した店内。

人でごった返してすれ違うだけでも大変なOKストアとは雲泥の差だ。

しかし、店内は広いが価格も安い。OKストアと比べても価格で勝っている商品もまた多い。

例えば惣菜。

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一体どこのスーパーでこの大きさのトンカツが1枚221円で買えると言うのか。

有りえません。考えられません。

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海老天ぷら、穴子天ぷらが91円!

ベイシアの惣菜関係の安さは群を抜いている。

しかし、時期が悪かったせいもあるが、逆に野菜はさほど安くはない

後、商品によっては結構安くないものもある。

その辺りは、全ての商品が均等に安いOKストアに比べたら弱い部分ではある。

 

次に店舗数の比較。

OKストア

東京  41店舗

神奈川 33店舗

千葉  8店舗

埼玉  9店舗

合計  91店舗

 

ベイシア

福島 2店舗(2)

新潟 3店舗(2)

群馬 47店舗(9)

長野 12店舗(3)

栃木 15店舗(6)

山梨 2店舗(1)

茨城 10店舗(2)

静岡 7店舗(0)

埼玉 24店舗(6)

愛知 6店舗(1)

東京 1店舗(1)

岐阜 1店舗(1)

千葉 19店舗(12)

滋賀 2店舗(1)

合計 151店舗(47)

*カッコの中の数字はスーパーセンターと呼ばれる店舗の数である。

 

どちらも関東発祥の店舗らしく、その店舗の多くが関東周辺に集中している。

だがベイシアは西にも勢力を拡大中で、現に私は滋賀県の彦根市に旅行に行った時もベイシアにはお世話になった。

因みにベイシアは関東では唯一私が住む神奈川県にだけ店舗が無い。

しかし近々神奈川にも出店予定があるとの事。その際は是非スーパーセンター型でお願いしたい所だ。

 

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まとめ カツ丼対決の行方は?

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さて、カツ丼の話に戻ろう。

結局、カツ丼を抜きにしてOKストアとベイシアは語れないのだ。

 

1.味

味に関しては互角と言っていいだろう。

はっきり言って両者とも、弁当屋のカツ丼の味を有に超えている。

OKストア ◎

ベイシア ◎

 

2.量

量に関して言えばOKストアのカツ丼がやや上か。

ベイシアのカツ丼はご飯の量がやや物足りない気がする。

OKストア ◎

ベイシア ○

 

3.カツの厚さ

これに関してはどちらも互角。とにかく弁当にありがちなチープさは皆無。

両店舗共にカツ丼に関する想いの熱さが伝わってくる。

OKストア ◎

ベイシア ◎

 

4.カツの柔らかさ

これはベイシアだ。厚さは互角でも柔らかさに差がある。

ベイシアのカツは本当に柔らかく、そして厚く、そして美味い。

OKストア ○

ベイシア ◎

但し、肉の産地はOKストアがカナダ産三元豚、ベイシアは恐らくアメリカ産だろう。

個人的には三元豚に惹かれるが、もうこの際美味けりゃどうでもいい。

 

5.価格

これはもう、ベイシアだろう。

ベイシアのカツ丼は税込み298円、OKストアは税抜き299円(税込み322円)

その差は24円。

僅かな差ではあるが、この差にベイシアのカツ丼に賭ける意地と想いをひしひしと感じる。

 

結論

結論をスパッと言いたい所だが、やはり未だ結論は出せない。

ベイシアのカツ丼を食えば「ベイシアが最高」といつも思うし、

OKストアのカツ丼を食えば、「いや、OKストアも頑張ってる」と思う。

この繰り返しなのだ。

だが、大事なのはOKストアとベイシアに行けばこのクォリティのカツ丼に出会えるという事。

それが全てなのだ。

 

このカツ丼に出会うために、私はまた両店舗へ通い続けるだろう。

 

理屈は無い。ただ美味いカツ丼を食いたい。それも、とびきり素敵な値段で。

 

それが全てなのだ。

 

OKストアにベイシア、何と天晴なスーパーか。

さあ、これからも激しく競い合ってくれ。戦ってくれ。

最強ライバル対決はまだまだ終わらない。

 

OKストア

http://gweb.okco.jp/index.html

 

ベイシア

http://www.beisia.co.jp/index.html

 

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