しぶりに古いパソコンを起動して使おうとしたら、勝手にWindowsの更新が始まってしまった。

しかもこれがまた長い。延々と1時間以上も更新中が続いていて、終わる頃には一体何の目的でわざわざ古いパソコンを起動したのか、こっちがわからなくなってくる。

使わないパソコンでも数ヶ月に1回くらいたまに起動させておけばこんなことにはならないんだろうけど、そうもいかない。人間という生き物は必要な時に必要だと思う事を必要最小限の労力で何となくしかやらない、実に身勝手でがさつ極まりない生き物なのだから。

結局、1時間以上待ってようやくアップデート作業が終わり、いざブログを書こうといざWordPressにログインしようとしたら、今度はWordPressの更新をしろだと。それが終わったら今度はPHPの更新。

ったくどいつもこいつも一体ぜんたい現状の何が不満だというのか。なぜそこまでして新しいものばかり追い求めるのか。

これは何もパソコンだけの問題ではない。ようやくPS4を買ってこれでようやくゲームの時代の流れに追いつく事ができる、と思ったらPS5発売。iPhone7を買えばiPhone8が出る。8を買えばXが出る。プリウス2015を買ったかと思えば2019が出る。文藝春秋9月号を買えば10月号が出る。一体どうなってんだ。時の流れが早すぎてもう着いていけん。文藝春秋はともかくとして。

思うに、最近はモノが売れないなんて言われてるけど、そりゃそうでしょうよ。せっかく大枚はたいて買ったって、どうせすぐ新しいバージョンの商品が発売されて、しかもそいつは今までのヤツよりももっと性能が良くて、おまけにもっとリーズナブルなんだから。

つまり、買い物したって後悔するだけ。後悔するためにわざわざ高い金出して買い物しているようなもの。全く無駄な作業だ。だからみんなモノを買わなくなる。メーカーはそこんとこ分かってんのかね。次々新商品開発すれば売れるだろう、みたいに単純に考えてるのかも知れないけど。

百歩譲って、車や腕時計なんかはまだいい。バージョンアップしようとどうせアップする機能なんてたかが知れてるから。

要するに腕時計が次のバージョンから宇宙と交信が可能になるとか、プリウス2025版がコンパクトに折りたたみが可能になって駐輪場にも停められるようになるとか、そこまで進化するわけではないという事。

仮にどんだけ性能が上がり、燃料が石油になろうが電気になろうが車は車だし、多くの人は車には今も昔も移動手段以外の要求などしない。腕時計も腕時計。時間を確認するという、その役割自体が変わらない以上、これから先進化する機能もたかが知れている。

 

しかしパソコンのバージョンアップは他の製品と少し趣が違う。

何が違うのかというと、パソコンの場合1回のバージョンアップで一世代前の機種が買う価値の全くない、ゴミ同然の機種に成り下がる、なんて事がよくある話なわけで、逆にバージョンアップして値上がりもしたくせに一体どこがどう変わったんだよなんていう、微々たる性能アップしかしないシーズンなんてのもあり、全くテクノロジーの世界というのは「舐めてんのか?」と時折突っ込みたくなる位緩くて、しかもフワフワしている。

例えばパソコンのCPUでCore i5という、まあごくスタンダードな性能を持つCPUがあるわけだが、このCPU、時が経つにつれ第5世代、第6世代、第7世代とまるでお笑い芸人のように世代交代を繰り返しバージョンアップしていく。

勿論世代が上の方が性能も上なわけだから、より高い世代のCPUを選んで買うに越した事はない。しかし例えばCore i5で言うと第5世代と第6世代とかはもう何がどう違うのかよく分からない性能差で、逆に第8あたりからはもうぐんと性能が上がってきて、最新の第10世代だともうランクが一つ上のCore i7の第8世代とかよりも性能が上だったりする。

だから中古のパソコンなんかで「Core i7搭載で3万円!」とかやってて「おおっ!」とかなってもよくよく見たら世代が第6世代だったりして、何だよ、第5世代ならCore i5の8世代でいいんじゃね?みたいな話になる。

まあ要するに何が言いたいかって言うと、この世代がどうとかCoreが5ならどうとか7ならどうとか、初心者を混乱させるためにわざとこういうややこしい表記にしているとしか思えないんだよね。Core i5Core i7なら例え世代が何であろうと、常に性能はCore i7の方が上でないとおかしいだろう。そうでないのならもはやCoreの表記自体がユーザーにとって何の判断基準にもならない、ユーザーを混乱させるためだけの無意味な表記という事になる。

こんなややこしくする位なら毎年のアメリカでの台風の呼称みたいに6号=ジェシー、7号=イザベラみたいな絶対無にの名称を付けりゃいいだろと。そして7→10みたいに性能が飛躍的に上がったんなら名称を変えりゃいいだろと。なんでいつまでもCore iシリーズなのか全く意味が分からん。

その辺に関してはMacの方が分かっていて、パンサーだのレパードだのと、ユーザーに分かりやすいように獣系の名前を付けているのでその辺はWindowsよりも評価は出来る。が、Macの場合はなぜかそれはそれで小賢しくて腹立たしい。「何がパンサーだ馬鹿野郎」と逆ギレしたくなるのは多分私が単にApple嫌いのせいなのだろう。

そもそもMacの場合はユーザーのり弁性のためにああいう名前を付けているのではなくて、単に「どうです?CPUにケモノの名前を付けるという発送は、「どうです?うちは先進的で前衛的でしょう?」なんていうただの白人の思い上がったマウント取り思考からなのであって、現実にはそのCPU呼称にはユーザービリティの欠片もない。嘘だと思うのならMacユーザーはアップルのサポートに問い合わせて「CPUはパンサーです」とかイキって言ってみるといい。十中八九、オペレーターに「はぁ?」という反応をされるだけなので。

 

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このままだとまたいつものようにただのApple批判ブログになってしまいそうなので、話を元に戻そう。

これからデスクトップパソコンを新品で買うなら、CPUで言うとCore i5以下のCPUを買う意味は無いと思う。

上に書いた通り、Core i5は第10世代でCore i7と並ぶか寧ろ上回る程の性能を手にしたが、それはCore i7にしても同じ事。Core i7にしても第10世代では、新たに生まれたCore i9と同等の性能を手にしたわけだから。

そもそもCore i9が出た時点で、それより2ランクも落ちるCPUを積んだPCを新品で買う意味など全く無い。Core i5より更に㊦のCore i3などもはや論外のCPUだ。

ドスパラで言うとこのモデル↓

https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=4&mc=9721&sn=3140

 

10万そこそこで購入できるPCならこれじゃなくても他にも色々あるが、このモデルはCPUがCore i7(第10世代)を積んでるだけではなく、Geforce GTX1660SUPERというそこそこ以上のグラフィックボードを積んでいる。

一応「お前の言う事なんか信用できん」と思う人は他のPCメーカー、例えばDellとかHPとかLenovoとかマウスコンピューターとかの同スペックの製品と比べてみるといい。多分、この性能でこのグラボを積んでこの価格で出しているのはドスパラだけだから。何で分かるかって?わけあってとある企業でこの手のPC数十台の購買や価格調査を、この1年担当してやってきたからです。

「いや、別に自分はグラフィック機能とか必要ないし」なんて言うかも知れないけど、そんなあなたも普通にYou Tubeは見るわけでしょう?今やPC所有者の7割以上がYou Tubeを見るというこのご時世。動画と関わらない生活などありえないわけです。だから、グラフィック機能など不要などと言うパソコンユーザーというのも、必然的にこれからの時代、あり得ないわけです。

そもそも、大したグラフィック機能も付いてないパソコンでもなんだかんだで10万はするのだから、同じ価格帯ならグラフィック機能があるPCの方がいいに決まってるでしょう?だから、現時点でこのPCは全ての人においてベストな選択肢なわけです。

こう書くと「テメー、どうせアフィリエイトかなんかやってんだろう?たまに記事書いたかと思ったら黄金稼ぎか?全く、これだからブロガーなんて信用できないんだよ」とか言う人もいるかも知れませんが、はっきり言ってそんなもんやってない。リンク先もただのメーカー直販URLです。なのであまり邪推せずに、この冬低予算でデスクトップPC購入を考えている人は是非参考にして頂きたい。

とは言え、この記事も半年一年経てば情報も古くなり、全く何の意味もなさないただのゴミ記事となっているわけなんだが、まあそれは別に私が悪いわけではなく、常に新しいものを追い求め生き急ぐ時代が悪いという事で、一つ多めに見て頂きたい。

 

追伸

今年はロクにブログ投稿が出来ず、年末になってやっと書いたかと思えばパソコン買えみたいな胡散臭い感じの記事になってしまい、自分でも無茶苦茶だなと思いつつ、申し訳なく心苦しく思っています。

最初はそんな事書くつもりは全く無かったんですが、なぜか書いてる内にこうなりました。自分でもよく分かりません。病んでいるのかも知れません。来年もよろしくお願いします。